いきなり難題なんですけどぉぉ

職員が飛んだ。物理的に飛んだんじゃなくて、無断欠勤で連絡も繋がらないという。その人は入職して2週間くらい。面接は僕も立ち会ったし、不安があったが採用した経緯がある。僕の人事として最初の仕事が、この職員をどうするかの問題。いきなり難題。いきなりステーキかっていうくらいにいきなり状態。

 

上長が電話をしても出ないとのこと。無断欠勤が1週間も続いていること。それらを勘案しても僕が電話をかけても出ないと思う。だけど連絡をしないといけないよなと軽く携帯電話の連絡を入れたら当人が出た。正直驚いた。言葉が詰まった。テレビで万引きGメンの特集が流れる万引き犯かなって感じで軽い気持ちで~つって、電話かけたら出てさ。こっちが焦っていたよね。もう捕まえられた心境でさ。心の準備って大事なんだと改めて感じた。

 

受話器で僕は「あっ」・「えっと」・「えー」など言って言葉が出ない。30秒くらいだろうか。なんとか気持ちを整理して、当人に自分の口から上長に連絡して欲しいと伝えた。辞めるにしろ、休職するにしろ。もはや呪話器かよつって。出たり、出なかったりとさ。

 

受話器を置くと上司が、おまえ凄いな!つって。何が凄いか分からない誉め言葉を頂いた。なんで出たん?つって聞いてくる。いゃ知らんがな。そんなやり取りを終えて、該当部署の部長に話を持っていった。連絡繋がりました~と僕。なんで繋がったんと部長。分からない。それだけは僕も分からない。ことの成り行きを説明し、部長か上長へ連絡するように伝えていますと伝言を部長にした。

 

その後、連絡はないと部長から聞いていたが僕にはどうすることもできずに日にちだけが過ぎていった。そして4月1日、新入職者がたくさん居て、バタバタ対応している時にレターパックが僕宛てに届いた。送り主はヤツ。仕事が落ち着いたタイミングで開ける。退職届と会社の鍵が入っていた。

 

速攻で上司と関係職種の人に提出しに行く。その後、部長に退職届を見せにいく。この労力が。忙しい時に。僕には僕の仕事があるのだ。一応。

ドッと疲れが出たのが自分でも分かった。しかも退職届に書かれていた退職日も問題もあり、再度こちらから連絡をした。繋がらない。理由を書いて、今度は郵便で僕が送付をした。

 

4月に入って忙しいのに。サービス残業をする僕。まだヤツから返信はない。このまま宙ぶらりんでいくのだろうか。不安になりながらも待つしかない状態。きっと忘れそうと思いながら今、僕はブログを書いている。

あなたは運がいいですか?

どうも上司から信頼されていない僕。先日も会社のクレジットカードを使用して、数日間クレジットカードを預からないといけないことがあり、上司からクレジットカードを渡された時に不正するなよ、みたいなニュアンスの意味のない念押しを喰らった。たかだが数万円で人生を棒に振るほど馬鹿じゃないと思いながら、僕は笑顔で「もし不正してギャンブルしたら一平に改名します」つって僕は言っていた。水原一平氏。もう僕の中でネタ化している。

 

僕の会社内イメージは、どうもギャンブル好きな、お金のない人間だと勘違いされている。正確に言うとギャンブルは好きだ。でも、人や会社の金を借りてまでする人間じゃないよと言いたい。競馬が好きで、仕事より仕事してると意味のないアピールをしてしまうのが問題なのかもしれないけど。

 

平凡以下の、うだつが上がらないサラリーマンをしている僕は、運をまだ使っていない。だから、ギャンブルで小銭を稼ぐこともある。もちろん負けることもある。一方で水原一平氏大谷翔平選手の通訳という、それだけで運を使い果たしているのではないかとも思う。コメントで一回も当たらなかったという発言があったのを覚えている。

 

そう思うと宝くじで億を受け取りたい欲に駆られた。クズ。やっぱり僕は考え方が間違っているのかもしれない。大安という日に、宝くじを買った。基本的に運の要素しかないので、買っても当たらないが、買わないと絶対に当たらない。でも僕は、まだ運が残っていると信じている。

 

こんなにもサラリーマンをしているんですから。まがい物で社会を10年以上生き延びてきた。運の要素もあると思う。全てが自分の力で自分の能力だと自惚れることなんてしないし、間違っても自分は特別な人間だとも思っていない。普通に仕事が出来ないサラリーマンなのである。

 

今日から4月1日。新社会人の方もいらっしゃると思う。全てが上手くいくことなんてない。断言できる。その時、その時を一所懸命に対応していくと、自然と力が付いてくることもある。世の中の変化が、会社内の変化より早くても焦らないようにしてほしい。能力なんて目に見えないのだから。中小企業で収入も多くない、仕事が出来ないおじさんだけど、なんとか生きている。危機感もあるけど。

 

僕が若い頃と感覚が違うとも思っている。それは、貨幣価値から評価価値へ時代が流れていると感じている。僕が20代の頃、お金持ちが持ち上げられていた。IT社長や資本家。今はインフルエンサーなどの影響力やいいねの評価をされる人が価値ある人間のように見える。時代は変わるのだから。

寝ても晴れても

お風呂に入って湯舟に浸かる。ただそれだけ。僕はシャワーじゃなくて湯船に浸かる派なんだけど。お湯の中に入ると心地よくて時間が過ぎるのが早い。仕事では感じることのない不思議な時間。

 

バタバタと仕事をして時計を見たら、結構な時間が経っていて焦ったってことがあるけど、お風呂の時に時計を見ると、これまた結構な時間が経っていて変に焦る時がある。たぶんリラックスしているんだと思う。僕はお風呂で時計を見た瞬間にいつも、この時間は、もっと、ゆっくり時間が進まないかなぁと都合の良いことだけを思ってしまう。普段、仕事中には、そんなことを思わないんですけどね。

 

仕事中は怒られないように被弾しないように緊張感を持って注視している。先日、上司から「ちょっといいか?」と話を持ってこられて、いよいよ僕、なにかやらかしたのかと不安になった。話を聞いてみると4月から正式に人事担当として働くことになるとのこと。人事担当としての仕事分の昇給や昇格は無し。今の仕事プラスで任す。この発言に耳を疑った。この最悪な待遇に若干の怒りが、込み上げる。込み上がったが反論も出来ずに承諾した、情けない僕。

現在は、求人関係(求人を出す・面接をする・合否を出す・待遇面の説明や労働条件通知書作成など)を任されているだけの認識だった。

 

数日後に人事異動の昇格者のリストが僕に手渡された。ちゃっかり上司が昇格していた。許せないっ!!菊池風磨くんぐらいのテンションで声が出そうになった。その理由は、僕の部署の組織変更の話は風の噂で聞いていた。しかも新設されたポジションに上司が入った形だ。今まで、その肩書や役職は無かったのだ。僕の中で?マークが浮かびまくる。僕の部署。どうなるんだろう。きっと何も変わらないと思うけど。とりあえず、僕の仕事が増えるのは理解できた。絶望。

 

これ以上、怒られる機会を増やすの止めてもらいたい。仕事が増えるのは、僕にとって怒られる可能性が広がる危機だ。僕は神じゃないからメモをとる。最近は忙しくてスケジュールが、勝手に埋まっていく。恐ろしい程。仕事のスケジュールがタイト。家に帰ってきても手帳をずっと眺めている。翌日の仕事の確認と段取りをしないといけないから。切り替えが上手くないかも。

 

お風呂に入ってゆっくりするのが最近の癒しなのかもしれない。いつも早めに寝て早く起きる。寝ても覚めても仕事のことを考えている。少し異常な状態。普段通りに出社した朝。きれいに晴れた空を見たら、今日も仕事を頑張ろと思う僕は単純な人間なのかもしれないなと思いつつ。なるべく何も考えないようにしている。

クソみたいな話とクソみたいな休日出勤

休日出勤をしていた。なんでも大きな検討会があり、僕の会社が使われるらしいので、機材準備や不具合の対応に備えて出勤してくれとの要望だった。要望を出した人から、偉い人が来社するので、リクルートの機会にも繋がるからと言われて、僕の部署からも1人出勤して欲しいというか、僕に出勤しろという。

 

リクルートの機会」その言葉を忘れるなよと僕は思った。相手がニンジンをぶら下げるならと、僕もすぐに動いた。採用コンサルを入れているので、コンサルの方に連絡を入れて、土曜日だが空いてるか確認をした。答えはOKだった。ニンジンをぶら下げた人に、採用コンサルも準備しますよって僕が言ったら、要望を出した人は、焦って。手のひらを返したように僕に言い放った。

 

「自分の関わりの検討会で場所を会社が貸している状態なので、当社の採用コンサルが居るとなると話が変わってくる」とトーンダウン。コンサルはNGになった。そうなると僕が聞いていた話と、そもそも変わってくるのだ。話を変えたのは、お前じゃんと思う。話が変わってくるじゃなく、変にニンジンをぶら下げるから、ややこしくなるのを理解されていないようだ。そして、当人はクソみたいな話の持っていき方で、人を動かそうとするから面倒になることを知らないようだった。

 

当日、リクルートの機会と言ったニンジンぶら下げ人間は、僕を徹底的に排除した。僕を事務所から出ることを許さないように仕組まれたなと思う。僕は会社内の案内とか、通り道でも良いから立って接点を持とうかなと考えていたけど、それも叶わなかった。

 

検討会の定刻1時間前に、会社の別の人から、参加者の飲み物等の買い出しに社用車を使用すると言われ、社用車の管理も僕の所属部署が管理だったので、事務所に居なければならなかった。溜まっていた仕事は捗ったけど、ニンジンぶら下げ人間にモヤモヤした。

 

率直に手伝いをお願いしますと言えば良いだけだったと僕は思う。変にリクルートの機会になどと、ニンジンをぶら下げて話を出すから、僕の気持ちもモヤモヤする訳で、最初から手伝いのために人手が居ると言ってもらえたら。取り組む気持ちが違ってくるのだ。

 

僕の中の「信頼の貯金」をニンジンぶら下げ人間は使い果たした。基本的に僕は仕事や作業をなんでも受ける。とりあえずチャンスだなと思うから。でも、会社内で、こんな組織や人間が居ると思うと、断ることも大事だと痛感させられる。もっと考えて行動した方が良いのかもしれない。

 

クソみたいな一日だった。

彼と彼女

街へ向かうために遠出をした。遠出っていっても僕にとっての遠出。なかなか体調の問題もあり、遠くへ行くことを拒んでいる状態なんですけど。街の中心部から少し離れた場所に向かう。晴れたり、曇ったり、雨が降ったり。おもしろい天気に、少し緊張しながら僕は歩いていた。街の中心部から外れた、その場所は、住宅があったり、古民家を改装したカフェがあったりと日常と非日常が混じり合う形で形成されていた場所だった。

 

無機質な雑居ビルの3階。特別なにも変化のない雑居ビルの階段を上がると彼の空間があった。詩の個展を開催されていて、その個展まで僕は足を運んでいたんだ。無機質なビルとは似合わない彼の空間と眩しい光を感じる言葉の数々に自分の汚さを感じた。彼から繰り出される詩。その中にある言葉の力に僕は圧倒されていた。文章と言葉の力に惹きつけられる。なんで、こんなに惹かれるのだろうか。彼から繰り出される表現に、表現の仕方に。

 

圧倒的に僕は頭が悪いので時間をかけて文章を理解していく。僕の中で。言葉って面白い。彼のように光を感じる言葉を集めてみたいと僕は思っていた。少しだけ彼とお話しもできた。謙虚で僕の拙い感想にも感謝をしてくださった。遅れて、この個展に誘ってくれた彼女が飛び込んできた。この出会いを繋いでくれた彼女にも感謝しないとね。それぞれが彼の空間と文章を楽しんでいる。楽しみ方は自由だった。

 

同日に別場所で、その彼女主催でイベントをすることになっていた。彼女の知り合いで個展に来ていた男の子と僕と3人でイベント先へ移動をしていた。僕は移動時間、死亡していた。かなり申し訳なく思う。彼女にも男の子にも。僕はその男の子と初対面だったから特に感じる。フラッシュバック的に目に入った、あるモノから電車内でパニック障害出るかもって状態だった。到着の駅に着いた時は安心した。

 

話をイベントに戻すと彼女は構想から「形」あるものを作り上げた。意思の力と行動力の結晶。彼女は詩の朗読をして良い空間をつくる。基本的に彼女と繋がりを持っている人たちが集まった会だったけど、その繋がりは、すてきな人ばかりで。個展をしていた彼も参加されていた。

 

とにかく彼女の人望が凄い。「今日、何をするか分からないのに来てくれました」と紹介された大学生の男の子と、その友達の方。時計の針が進むにつれて、彼女中心の輪が、広がっていく。ぎこちない関係から静かに。でも心地よい時間へ。

 

みんな初対面だったのかな。でも人を繋げる力が彼女にはあった。最終的には、みんなが笑っていたのが印象的で他にも参加された方は、なにかしら表現をしている。すてきな人たちだった。時間も差し迫り、それぞれが、それぞれのタイミングで帰路に着く。とても良い1日。

 

でも、その夜。神経が尖りすぎて眠れなくて困った。

2週間前くらいに僕の携帯電話に着信があった。ほとんど繋がりがなくて、鳴ることなんてない携帯電話だから、僕自身が驚いた。着信をくれたのは友人だった。最後に会った時は10年以上前になるのかな。そんなことを考えながら折り返した。友人は風の噂で愛知に仕事で行っていると聞いていたから不思議に思いながら。電話口での友人は、昔と変わらない声がした。どうやら、転勤で地元に戻ってきたからという理由で遊びのお誘いだった。

 

ちょうど先週の金曜日が、お互い時間が空いているとのことで飲みに行くことにした。仕事終わりの時間、雑踏な駅に紛れ込んで待ち合わせ場所へ向かう。僕は友人より先に着いたので電車の時刻表を眺めていた。不意に「久しぶり」つって声をかけられた。友人の彼だった。10年以上の空白を埋めるような作業をしなくても良いくらいに時間が戻ったような感覚を僕は感じた。お互いの関係は変わらないねって。彼もそう思っていたら嬉しいけど。

 

話もそこそこに喫煙者である僕たちはタバコを吸える居酒屋を探す。僕は、ずっと地元にいるけど地図すら見れないし店も知らない。北の方向へと向かうが、暗くてどの方向が北か分からず、友人に案内も行く店も任せた。案内された居酒屋は喫煙可だった。昔話が多くなってしまう年齢にお互いがなったと実感した。こうやって老害のような扱いを受けていくのだろうと感じてしまうくらいに懐かしい話を僕らは続けた。でも楽しかった。お互い甥っ子くんが居るとかね。くだらない話をしていた。

 

僕が「お互い変わらないね」って嘘を言ったら、友人は「お前は変わったよ。老けた。」と僕の嘘を一蹴して笑った。僕は白髪が増えたからね。心の中では、君もだよつってたけど。もう若くもないけど老け込む年齢でもない。その微妙な年齢に差し掛かり、お互いが未婚で共通する部分もあり、時間も気にせず酒を飲む。時計を見ると時間がずいぶん経っていた。基本的に話を聞く側になる僕は、彼の話を聞いていた。大人は大人が思っている以上に子供で、子供は大人が思っている以上に大人な感じがした。

 

近況の報告会だったけど、せっかく繋がりを持てたのだから、この機会を大事にしなきゃと思い、結局は夜中の1時まで飲んでた。変わるものと変わらないもの。不変なものって無いと思っていたけど。この繋がりは変わることも無さそうだなと思いながら。また、チャンスがあれば飲みに行きたいかなと思いながら。今月になって様々な縁を感じる機会に恵まれている。大事にしていきたいと僕は酔いながら思った。

性自認なのか

終業時間の30分前に僕は急いで郵便物を出しに庶務課に行った。ちょうど庶務課の位置は受付の裏側にあって、受付の前を通り、左折したところに入口がある。受付では、おじいちゃんが居て、なにかの説明を受けていた。僕は説明を受けている、おじいちゃんの後ろを通る形で庶務課に入った。

 

かなり前に、このブログの記事で郵便物が送付出来ないと僕は書いたことがある。重さを測って切手を貼るだけなんですけど、料金が足りないという理由で郵便物を送り返されることが多々あった。今は若干の改善傾向を見せている。分からない時は、多めに切手を貼るという手段で。難なく郵便物の処理を終えて事務所に帰る。受付を通り過ぎる時に受付の人とおじいちゃんの会話に驚いた。

 

声を聞いてみると、おじいちゃん、みたいな、おばあちゃんでした。

危ないつって。軽く判断したらダメだつって。世の中。おじいちゃんみたいなおばあちゃんが一定数いるし、おばあちゃんみたいなおじいちゃんがいる。突然変異的に出てくるのかなと、僕は1人にやけた。年齢によるものだろうか。すごく疑問。

 

もう少し、この現場に居たかったけど。仕事もあるので足早に僕は、その場を去った。この後の展開が気になるけど。

 

というのも僕は20代の頃に、将来おばさんになるかもと恐怖を抱いていた。実際に小売店店長時代にパートさんに「僕、将来おばさんになったらどうしよう?」と、意味不明な、お悩み相談を真剣にしていた。当時、僕の質問にパートさんは爆笑してたけど。そんな相談を仕事中にされたら困るよなと思いながら。

 

でも、なぜかって。

 

当時、身近にいる、おばさんの代表格が、「おかん」だったから。おかんの独特なオモロさは異常だから。絶対に誰でも1つは、おかんのオモロトークは出来る話題であると僕は思っている。あの突拍子もない言動に不安と恐怖を僕は感じていたのです。

 

今、考えると当時から精神的にバグっていたのかもしれない。この時から、心療内科へ通ってたのかな。もう10年以上前になるけど。忘れちゃった。

 

おじいちゃんみたいなおばあちゃんを見て、フラッシュバック!!

なんか当時のことを思い出してしまったのです。まぁ、フラッシュバックじゃないけど、本当に体調が悪くなる時は、フラッシュバックみたいな幻聴と幻覚がある。特に夜の寝ている時に夢か何か分からない、同一の風景と会話が聞こえてしまうんですけどね。

 

おじいちゃんみたいなおばあちゃん。

おばあちゃんみたいなおじいちゃん。

認識ってあるのかな。それが気になっただけです。