送りたい気持ち

僕はコレをヤマトで送りたいんです。つって強い気持ちを持ってダンボールを台車に乗せて運んだ。送り先は大学。そして、運んだ場所は事務所から遠い売店しかも外に出ないといけない。そしたら売店のおばちゃんからヤマト扱ってないんですつって、ゆうパックならって言われて完全に諦めた。もう頭の中が黒猫がいっぱいでさぁ。すっかり送れば良いっていう気持ちを忘れてた訳です。

 

台車をゴトゴトと押しながらね。事務所に帰ってきて上司にヤマト取り扱ってないみたいですって報告。先輩の社員さんが全員居る中で、事の成り行きを話した。結果を先に言うと、ゆうパックで送れるじゃんと満場一致で解決した。どうやら。ゆうパックってダンボールのサイズの荷物も送れるらしい。僕は、てっきり小さいサイズじゃないとダメだと思っていたらからさ。えぇーって。驚いた訳です。送れるの??つって。どうやら売店の方への聞き方がまずかったらしい。この荷物を送りたいですって言えば良かったところを「ヤマトで」の4文字を入れたせいで無駄にしてしまった。

 

はい。やり直しってことで、もう一度売店へ直行。この暑さの中を2往復する。もう汗が凄い。デトックス~ぅ的な要素なくてさ。流行りの整うどころか乱れるっていう。シャツとかスラックスがビタビタで台車を押す。しかも、タイミング悪くてね。地蔵盆でお坊さんが読経しているときにゴトゴトと爆音を出しながらね。「すいません」・「すいません」つって売店へ行く。行事なので、偉い方勢ぞろいの中を後ろで爆音を出して台車を押す僕の気持ち。最初の強い気持ちと心は折れてるのだ。

 

やっと売店へ行き。荷物を送りたい旨を伝えてゆうパックの伝票にボールペンで記入していく。送り先と送り主。間違いなく記入をした。売店のおばちゃんに荷物を預け、お金を払って帰ってきた。この時は気づかなかったけど、完全に控えの伝票を貰い忘れた。今のままだと自費で荷物を送っている状態だ。経費なのに。中身は就活生のための会社案内のパンフレットだ。完全に経費なのに。しかも、パンフレットを90部も作成して封筒に詰めたのに。2時間くらいかけてね。もう完全に気持ちが折れているからさ。忘れちゃったよね。今日、ゆうパックの伝票の控えを取りに行くよ。ちょっと心配だけど。あぁーうっかりっていうか。なんというか。残念な感じ。

 

お金を取り戻してくるよ。強い気持ちで。経費だから。なんか事件が起こるよね。