携帯電話って今はなんて言うの

携帯と書かれると何を携帯しているか気になる。ケータイと書くと、なんとなく電話ぽい。スマートフォンよりスマホと言う。僕は、どちらかと言うとケータイと言うよりスマホと言う。携帯電話のことを。世代によって言い方は異なるのかなって思った。

 

会社で僕の所属は事務局と言う。事務部ではなく。事務局。どう違うか僕には分からない。なので、事務方のトップは部長と言わず局長と言う。そして、課長がいて上司がいて主任がいる。ちなみに、局長は60代で男性。課長は50代で男性。上司は40代で男性。主任は60代で女性って感じ。グループの本部機能として局長と主任が居るって感じ。先輩は3名。女性である。年齢も立場も一番下っ端の僕。

 

ある日の帰り。いつも局長と主任と上司と課長と僕で纏まって会社を出る。その帰り際、エレベーターの中で局長がケータイ忘れたかもって言った。その何気ない一言から携帯電話の呼び方の話になった。この5名の中では、ケータイ派が4名。スマホ派が1名だった。僕はスマホと言っている。ケータイと最近は言ってない気がする。上司のお子さんはフォンって言ってるとかで話が盛り上がった。

 

そう思うと、今の20代以下の方って。携帯電話を保有する時はもうスマートフォンだったんだよなと思うと。上司のお子さんがフォンつって言うのも分かる気がする。もともと、ガラパゴス携帯からスマートになった携帯電話でスマートなフォンな訳だから。若い方にとって、スマホはデフォルトになっている。当たり前の世界になっているんだよねって改めて感じた。

 

よくよく考えてみたらガラケーから見たらスマホはスマートだ。基本的にガラケー時代には、メールと電話と簡単なゲームと写真の機能位しか活用していなかったと思う。当時、流行ったゲームは「糸通し」や「チャリ走」とかあった。究極の一人暇つぶし時間に最適だった。どこか牧歌的な感覚が、その時代にはあったような気がする。

 

スマホは、スマートかもしれないが活用という面で見ると疲れる気持ちもある。ネットにも繋がり、アプリも便利なものがある。メールよりチャット機能的な使い方が主流だし、出来ることの幅が広がったし、音楽も聴ける。ガラケーより便利。だけど緩さが無いような気もする。情報が溢れ出て個人の力を超えているような感覚が僕の中にある。と言っても、スマホの機能を全て使いこなせていないけど。

 

写メも言わなくなったなぁと書いてて思った。小学生の甥っ子君は写真つって言ってるわ。僕は人との繋がりを求めているのにリアルでの繋がりが希薄になっている。僕のスマホはiPhone8で寿命が近づいている。そろそろ換えないといけないと思いつつ、気軽に換える事も出来なくなっているから困っている。