ウィルスVS上司

先週の月曜日。始業前に僕の内線電話が鳴った。たまに鳴る時があるんだけど。なんかヤバいなという空気感は出ていた。至って普段通りに電話を出る。相手は上司だった。めちゃくちゃ元気そうに上司はインフルエンザかもつって今週出れない旨を僕に伝える。いゃ、ちょっと待てと。インフルエンザに罹患したなら分かるが、かもしれんって何?この週は絶望的にスケジュールがタイトな週なのだ。例を挙げるなら、新システムのリハーサルを2日間。新システムの会議。面接3件。新システムにおける新たな端末展開と催し物の目白押しだ。瞬間的に感じる。これ仮病じゃねぇのつって。考えたらいけないが。そして、なにをインフルエンザに負けてるねんと。しかも各部署の写真撮影とかいう仕事まで割り振られた。もう絶望。

 

リハーサルって、さらっと書いているけど、各部署の偉い方から新システムを導入するにあたって練習をする場で50名ほどを回さないといけない。出席者は全員。下っ端の僕より立場が上の人たち。コレ終わったなって僕は思った。自分の仕事出来ないと。ただ、こういう時にブラック企業出身者の強みが出る。スラムダンク三井寿ばりに「こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ…!!」つって。謎に勝負所をハッキリさせて、バリバリに動きまくりました。そして、面接って書いているけど、この会社で面接の仕事を振られたのは今月に入ってから、上司と同行して面接の流れと説明すべき点を見て学ぶのです。しかも、この時点で1回しか面接の流れを知っていない。もうね。黒ひげ危機一髪かなって感じで仕事という樽に僕の仕事をこなすというナイフを差し込む。結果。全てがギリギリで難なく成し遂げた。多少の失敗はあるが、黒ひげの僕が樽から飛び出すことは無かった。

 

投げっぱなし、任せっぱなし。パなし状態。もう、大迫半端ないって!!後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなん出来る?出来るんやったら言っておいてや!!と。往年の滝川第二高校の中西君ばりのセリフが出そうになった。

 

そして、何事も無かったかのように颯爽と出社した上司に僕は軽く殺意を感じた。軽く、ご迷惑をおかけしましたつって全体に言ったが、一番迷惑を被ったのは僕だ。僕の部署内の人間が新システムの立ち上げにも写真撮影の仕事にも手助けしてくれなかった。

 

ただ、病気や風邪は誰にでも起きる。ただ、起きるタイミングって大抵悪い場合が多い。就業時間が終わって、新しい端末を導入する際。暗くなって、誰も居ない会社内を業者の方と会社内を走っている僕がソコに居たのだけは誰か覚えておいて欲しい。ただ、そんな作業をしていたことを知らんと思うけど。

 

リアル残業しまくりでヤバいです。