上昇志向の無さは逆豊臣秀吉かよ

僕の事務所は本部から離れている。公道を渡ってすぐの場所に仕事場があるのです。事務所は出たら目の前が公道で、敷地内って概念が無い場所に位置しているのです。普段から事務所から本部。本部から事務所に帰るってバタバタと行き来している。

 

とある日の午後。事務所からパッと出た僕の耳に入ってきた言葉。「ヒカキンの豪邸に住みたい」つって中学生くらいでしょうか。制服を着た女の子が3人で横並びで歩いていました。どの話の流れでヒカキンの豪邸に住みたいのか知らない。その女の子たちは、テクテクと歩き去っていった。

 

分かる。もう少し言えば、ヒカキンの豪邸に住みたいじゃなくて、お金が欲しいってことなんだと思う。このぶら下がり思考。嫌いじゃない。成り上がりの逆。矢沢永吉かって。因みに矢沢の永吉さんは、歌は知らないけど、「成り上がり」つって本が出ています。

 

このぶら下がり思考たるや、逆豊臣秀吉かよっていうくらいの上昇志向の無さに僕は静かに笑った。普通に考えてみて、豪邸に住めるように努力するつってことが学校教育の場じゃないのかな。知らないけどね。学校で何を教えるのか。僕も結構なぶら下がり思考の持ち主だと思うから。

 

そんなことを思っているとヒカキンって結婚したっけとなった。あんまりテレビもYouTube見てないから分からないけど。僕の中でYouTubeの全盛期は12年前くらいがピークで、最近は全く見てない。どうも5年前くらいのYouTubeがテレビと同じ匂いがしてきたので手を引いた感じ。僕は家にテレビないし、不便とも思わない。

 

中学生は結婚の話をしていたんだと。あくまでも、お金の話じゃなくて、結婚の話をしていたんだと思う。そう思うと怖くなった。婚活かよって。好きになりそうな人を選んで結婚する罰ゲームみたいな思考は怖い。普通に。婚活って逆なんだよな。結婚もしてない僕が言うのも変だけどね。好きだから結婚出来ると思うんだけど。

 

そう言う言い訳をしている僕に最近プレッシャーが。親である。近頃というか今年になって威力を増して。婚活・婚活の大合唱である。もちろん、結婚した方が良い可能性が高いけど、無理にするもんでもないよなと。普通に怠いし。好きでもない人に両人が判断するわけなんですから、一言で言えば地獄ですよね。

 

そんなことを思う月曜日の朝でした。仕事もたるいけど頑張ってやっていこうと思います。豪邸に住めるようにね。労働をしますよ。僕は。