1軍と3軍の人

僕は逃げて生きてきた人間だった。

 

この文章は誰にも分からない。あの場に居た人じゃないと理解されることが無い文章です。あまり詳細に書いてはいけないし、登場された方の了承を得ていないので。

 

今の時刻は28時7分。家に帰ってきた時間は24時40分くらい?おふとぅんインしたのが26時だと記憶している。あっ、お布団に入った時間ね。

今日あったことが、どうしても自分の中で咀嚼して消化されていない状況に飛び起きてタバコを吸いに外へに出る。外はまだ暗くて寒かった。あの煙のように、この気持ちも消えてくれれば良いのに。

 

いつもの扉を開いたら、やっぱり新しい世界が広がっていた。また、いつものバーに行っていた。カウンターで4杯目くらい、甘いお酒を飲んでいた。飲み終わるくらいの時には、カウンターに5名居た。僕の右側に男性、その横に男性の知り合いの女性。そして、飛び込んで入ってきた(ように見える)、その男性と知り合いの女性。カウンターは満席で、飛び込んで入った女性は4人掛けのテーブルに座った。みんなバラバラに店に入ってきたけど、なんの流れで4人掛けのテーブル席で飲むことになったか分からないけど、僕も選ばれ移動した。僕は誰とも知らない。はじめましての状態だった。

 

テーブルに座っていると足が震えてるのが自分でも分かった。僕の目からは1軍の集まりだったから。3軍以下の僕は分かる。この席は場違いだ。やっぱり難しい話しをしているし、カッコいい仕事をされてる。誇りを持って仕事をしている。と思う。そう感じさせる説得力が滲み出ていた。きっと人生の選択肢の時に自分と向き合ってきた人たちだと思った。

 

男性に白ワインのボトルをおろして頂いた。

 

あの時・あの瞬間。僕は何をして、どんな言葉を発すれば良かったんだろう。その、あの時とあの瞬間がたくさんあったから。