ドリップコーヒー

よく上司に報告に行く。上司に指示を仰ぎに行くのです。僕は、○○部署から、こう言われて、こうした確認をして、こう行動しようと説明を行うんですけどね。よく、上司から意味が分からないと一蹴される。じゃあ僕は日本語じゃなく何語を話しているんだろという感覚を味わう。

 

僕の話し方の問題なんだろうか。説明が下手なのかもしれない。そんなことを常に思っています。今の会社は複雑だ。今までの社会経験不足なのか、努力しても無理なことってあるのかもしれない。毎日のルーティンワークでしか行動できない僕は、ココで詰む。無理ゲーだ。これ以上、説明が出来ないのだから。

 

何度も繰り返し、言葉を替え、説明をする。下手に行動したら怒られるから。だからと言って何も言わずに行動すると、更に怒られる。

 

僕は朝早く起きて、出社している。誰も居ない時間。せっせと仕事の準備をする。そして、始業時間ピッタリにドリップコーヒーを淹れる。唯一、ゆっくり出来る時間でもある。このポンコツの行動とポンコツが眺めるコーヒー。コーヒーを見るとぽたぽたと雫がコップに落ちる。落ちていくのは脱落していく人たちか?色は黒く、社会に出ると、このコーヒーの苦い味さえ飲み込めるようになってしまうのかもしれない。

 

それも大人なのかもしれないなと心で呟きながら、もう年齢で言うとおじさんな僕がね。どんなに頑張ってもおじさんに変わりないのに。まだ必死で頑張って生き残ろうとしている情けない姿を俯瞰して想像してみると悲しくなる。僕は、こんな生き方しか出来ないのだ。どう頑張っても無理みたい。

 

周りの評価は仕事が出来ない、出来ないと言われ。ミスが多いと指摘される。それでも人が足りないのか、仕事が僕のところに流れてくる。怒られたくないのに。怒らる要素が流れてくるんです。

 

きっと、歯向かわない。頼みやすいと他部署の人間から思われている。上司とのコミュニケーションは一行に嚙み合わない。今日も、またコーヒーを淹れて噛み合わない報告をしないといけないと思うと心がコーヒー色になりそう。間違っても説明は丁寧に。黒くならないように。そして、ヘラヘラとしながら仕事をしようと思います。基本的にヘラヘラしているんで。

 

会社では。コーヒーも緑茶も玄米茶も有って飲み放題!!色々と飲み込んでやろうと思います。間違っても飲み込まれないようにしないといけないですけどね。最近は、お茶にも手を出しています。あったかい飲み物が良いよね。寒いと。