怒り狂うおっさんの言葉

先週のウィンズにて、最終レースが荒れた。ウィンズとは、場外勝馬投票券発売所のことです。要するに競馬の話。僕は、酒・たばこ・ギャンブルが好きです。子供の頃に抱いていたダメな大人像を順調に歩んでいるのを実感している。基本的に土日はウィンズに入り浸っている。

 

最終レースが荒れたとは、人気馬が1着・2着・3着に来ず、馬券外に飛んだって意味です。3連単が100万円以上の払い戻しだった。100円が100万円になったのだ。だいたいレースを見てたら、自分が買った馬が馬券内に来るか分かる。展開だったり、流れやポジション取りで。僕は、あぁって思いながらレースを眺め終えた。ちゃんと外れてしまった。

 

その後、喫煙所に行って、たばこを吸っていた。すると。ウィンズの喫煙所にやって来た、おっさんが怒り狂ってたの面白かった。「八百長や!!」・「馬を替えてるんや!!」・「だぼー!!」文字にすると緩いが、かなりの勢いで怒ってた。ふっと、おっさんが「こんなん誰が買えるねん」つって言ったのを聞いたので、もう一度、競馬新聞の馬柱をよく見てみた。実は、2着に来た馬を僕は買っていた。相手が来なかったのである。1着の馬は、どう見ても買える馬ではなかった。3着の馬は、僕からしたら買える要素がある馬だったので、これは、的中もあり得たと思った。

 

僕の中で基本的に競馬は仕事以上の熱量で取り組んでいる。去年の夏頃は競馬だけで生活費を補っていた。パチンコはしない。基本的に計算で勝てるから。競馬は計算で的中しない。僕の中で競馬の予想は運の要素を下げる作業だと思っている。もちろん、生き物だし、運の要素をゼロにすることは出来ない。僕の中で確信60%の自信があれば的中している感覚がある。後の40%は運です。展開とか流れが含まれるから。そして、むやみに馬券を買わない。自信のあるレースしか買わないのだ。

 

怒り狂ったおっさん。人生、楽しんでるだろうなと思った。基本的にウィンズには、底辺な人間しか居ないと僕は思っている。最近は若い子も増えた。でも、少子高齢化の波なのか、おじさんやおばさん。おじいさんやおばあさんが圧倒的に多い。おじさんとおじいさん率が高い。配当が安い(人気決着な場合)と安いなぁと文句を言い、配当が高い(波乱があった場合)と誰が買えるのかと文句を言う人種。オッズを見たら分かるものだがと思いつつ、そこは、優しさでスルーをしている。聞いてないふりをする。

 

面白いって思いながら、僕はレース以外に人間も見ている。でも、最近は有意義に時間を過ごさないといけないかもって思い出して、ウィンズから足を洗おうとも考えていたり、いなかったり。